ABOUT

徐 晟(じょ しょう)
Xu Sheng

日本語通訳/ガイド

洛陽龍門石窟国際旅行社有限公司 副社長
(世界遺産の龍門石窟研究所付属の旅行社)

1974年生まれ
中国 河南省 洛陽在住
1995年から28年間、旅行業界ひと筋

▶︎日本語ガイド・通訳歴

2004年 河南省ガイドコンテスト大会日本語組 優勝
2005年 河南省“5.1”労働勲章受賞
2007年 日本・村山富市元首相の案内
2018年 日本・河野洋平元衆議院議長の案内

ほか、
日本政党訪問団、大学研究者視察研修、大学ゼミ旅行、書道交流事業、姉妹都市交流事業など多数

▶︎日本語翻訳歴

世界遺産・龍門石窟の現地解説版の日本語解説文
日中交流事業パンフレット
ほか

▶︎得意分野

史跡特別見学の踏査・計画・解説案内
博物館特別見学の計画・解説案内
自然景観観光の手配・案内
上記の写真撮影・空撮

▶︎my story

30年前、私の宝物はラジオでした。

毎日深夜まで、ラジオにかじりつき日本語を聞いていた時間。まだ見ぬ日本への憧れと希望ではちきれそうでした。

あれからずっと、日本と中国の架け橋になりたいと日本語通訳を積み重ねてきました。中国から日本への旅行も、まだまだ日本への旅が簡単ではなかった頃から、小さなグループを日本各地へ数え切れないほどお連れし、文化交流を深めてきました。

一方で、

私は考古学が大好きです。
研究者になりたいと思ったほどです。

ですから、数千年の間に幾たびも中国の歴史の舞台となってきた中原の地で暮らし、遺跡や博物館を日本の皆さまにご紹介できるこの仕事は、まさに天職です。皆さまに楽しんでいただきたくて一生懸命やっていますが、実は私が一番、楽しんでいるのかもしれません。

今、中国の遺跡の現場では、国家プロジェクトとしての発掘・研究が各地で進んでいます。高速道路や鉄道網も整備され、通信の5Gは砂漠まで覆い始めています。今までは考えられなかったようなご案内が、これからどんどん可能になるでしょう。私もスマホからドローンまで駆使して、遺跡や新しい博物館をお伝えししようと努力しています。

洛陽ではこの3年だけでも次々と新しい博物館がオープン。中国全土でも同じく、巨大な博物館が次々とオープンしており、中国市民にはちょっとした博物館ブームが起きています。

そこには目を見張るような出土品が並びます。

三星堆遺跡の異形の青銅製人面。
金砂遺跡金の太陽文。
二里頭遺跡の古代国家を示す宮殿跡。
陶寺遺跡の楽器や文字を思わせる文様。
良渚遺跡の水道事業や巨大な玉製品。

華やかな繁栄も、繰り返される滅びも、
そこには多くの学びが残されています。

皆さまに「楽しかった」と満足していただけるように、
共に学び、感動をご一緒できるように、
これからも一歩ずつ進んでいきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年1月 徐晟

Meet the Team

ドローン操縦もzoomの撮影も。現地踏査から動画制作まで。頼もしいスタッフとチームで現場へ動きます。